【リアルなビフォーアフター】外壁塗装でツヤの有無による経年変化を比較検証

外壁塗装のリフォームをご検討される際、塗料の色選びと同じくらい多くの方が頭を悩ませるのが「ツヤの選択」です。
光沢のある華やかな仕上がりを選ぶべきか、それともマットで落ち着いた質感を選ぶべきか、それぞれに魅力があり、どちらがご自宅に最適なのか迷われることも多いのではないでしょうか。

施工直後の美しさはもちろん大切ですが、長く住み続けるお住まいだからこそ、「数年後にどのような状態になっているか」という視点を持つことも重要です。
一般的に、ツヤの有無は見た目の印象だけでなく、汚れの付きやすさや耐候性といった機能面にも影響を与えると言われています。

そこで本記事では、ツヤあり塗料とツヤなし塗料が、時間の経過とともにどのような変化を見せるのか、リアルな比較検証をもとに詳しく解説してまいります。
汚れ方や色あせの違いを知ることは、将来的なメンテナンスの手間や美観維持を考える上で大きなヒントになるはずです。
後悔のない外壁塗装を実現するために、株式会社 楪(ゆずりは)が専門的な視点から、最適な選び方のポイントをお伝えします。ぜひ最後までご覧ください。

1. 外壁塗装の印象を大きく左右する「ツヤ」の有無とは?それぞれの特徴を丁寧にご説明します

外壁塗装を計画する際、多くの施主様が最も時間をかけるのは「色選び」です。しかし、実は色と同じくらい、あるいはそれ以上に建物の印象を劇的に変える要素があります。それが塗料の光沢度、すなわち「ツヤ(艶)」の有無です。同じ色を選んでも、ツヤの加減によって「新築のような輝き」に見えるか、「高級感のある落ち着いた佇まい」に見えるかは全く異なります。ここでは、それぞれの特徴とメリット・デメリットについて詳しく解説します。

まず「ツヤあり(全艶)」についてです。一般的にシリコン塗料やフッ素塗料などの多くは、標準仕様がツヤありの設定になっています。
最大の特徴は、光を反射してピカピカと輝くような仕上がりになることです。塗り替えた直後は、まさに「新築に戻った」という明るい印象を与えます。機能面でのメリットも大きく、表面が滑らかであるため、雨水と一緒に汚れが流れ落ちやすく、コケやカビが付着しにくいという特性があります。また、日本ペイントやエスケー化研といった大手塗料メーカーの研究データにおいても、一般的にツヤあり塗料の方が塗膜の密度が高く、耐候性に優れる傾向にあるとされています。

一方で「ツヤなし(艶消し・マット)」は、光の反射を抑えたシックで落ち着いた質感が魅力です。
和風建築やモダンなデザインの住宅と相性が良く、高級感を演出したい場合に選ばれます。石材調や砂壁調の外壁材の場合、その素材感を活かすためにあえてツヤなしを選ぶケースも増えています。
ただし、ツヤなし塗料を作る際、元々の塗料に「艶消し剤(フラットベース)」という添加剤を混ぜて光沢を抑える手法が一般的です。この添加剤の影響で、ツヤありに比べると塗膜の耐久性が若干低下したり、表面の凹凸により汚れが溜まりやすくなったりする可能性がある点は理解しておく必要があります。

さらに、この両極端だけでなく、ツヤの度合いを段階的に調整することも可能です。
一般的には、「全艶(100%)」、「7分艶」、「5分艶(半艶)」、「3分艶」、「艶消し(0%)」といった5段階で指定できる塗料が多く流通しています。「ピカピカしすぎるのは嫌だが、汚れにくさも捨てがたい」という場合には、程よい光沢を残した3分艶や5分艶がバランスの良い選択肢として人気を集めています。

外壁塗装は一度行うと10年以上付き合っていくものです。単純な色の好みだけでなく、「どのような雰囲気の家にしたいか」「メンテナンスの手間をどう考えるか」という視点から、最適なツヤ加減を選ぶことが成功の鍵となります。

2. 【検証】ツヤありとツヤなしで数年後の汚れ方や色あせはどう違うのか比較してみました

外壁塗装を検討する際、色選びと同じくらい悩ましいのが「ツヤの加減」です。新築のような輝きを放つ「ツヤあり」と、高級感のある落ち着いた「ツヤなし(マット仕上げ)」。施工直後の見た目の違いは一目瞭然ですが、本当に重要なのは「5年後、10年後にどうなっているか」という点ではないでしょうか。

実際に同じグレードのシリコン塗料を使用し、同程度の期間が経過した建物を比較調査したところ、耐候性と美観維持の観点で明確な違いが見られました。

まず、汚れの付着具合についてです。
ツヤあり塗料で仕上げた外壁は、表面が滑らかでコーティングされている状態が長く続きます。そのため、大気中の排気ガスや砂埃が付着しても、雨が降ることで汚れが洗い流される効果が発揮されやすい傾向にありました。数年経過しても、窓枠の下などにできる雨だれ跡(雨筋汚れ)が比較的薄く、全体的な清潔感が保たれています。

一方、ツヤなし(艶消し)仕上げの外壁では、少し異なる結果が出ました。ツヤを消すために配合される「艶消し剤」の影響で、塗膜表面には目に見えない微細な凹凸が存在します。この凹凸に水分や汚れが留まりやすく、特に北面や湿気の多い箇所では、薄っすらとした苔(コケ)や藻の発生がツヤありに比べて早い段階で見受けられました。マットな質感はおしゃれで人気ですが、汚れやすさという点ではメンテナンスに配慮が必要です。

次に、色あせと劣化スピードの比較です。
一般的に、塗料はツヤありの状態が最も樹脂の結合が強く、耐久性が高いとされています。検証結果でも、ツヤありの外壁は紫外線を反射しやすいためか、色あせの進行が緩やかでした。手で触ると白い粉が付く「チョーキング現象」の発生も遅く、塗膜としての寿命が長いことがうかがえます。

対してツヤなし塗料は、紫外線のダメージをダイレクトに受けやすい側面があります。特に濃い色の外壁にした場合、数年経過すると全体的に白っぽく色が抜けたように見えるケースがありました。これは塗膜の表面樹脂が劣化し、顔料が露出してきているサインです。

結論として、「メンテナンスの頻度を下げ、長期間キレイな状態を保ちたい」のであればツヤありが有利であり、「多少汚れやすくても、独特の風合いやモルタル調の質感を優先したい」のであればツヤなしを選ぶ、という判断基準が明確になりました。ただし、最近では日本ペイントやエスケー化研といった大手メーカーから、ツヤなしでも汚れにくい低汚染タイプの塗料や、ラジカル制御技術を用いた高耐久なマット塗料も開発されています。立地環境や好みに合わせて、経年変化のリスクを理解した上で塗料を選定することが成功の鍵と言えるでしょう。

3. どちらが美観を維持しやすい?耐候性の観点から見る質感ごとの経年変化について

外壁塗装において、色選びと同じくらい建物の寿命を左右するのが「ツヤ(光沢)の有無」です。塗りたての状態ではどちらも美しく仕上がりますが、紫外線や雨風にさらされ続けた5年後、10年後の状態には明確な差が生じます。ここでは、耐候性と美観維持の観点から、ツヤあり塗料とツヤなし(マット)塗料の経年変化における決定的な違いを解説します。

まず、一般論として耐候性と美観維持に優れているのは「ツヤあり」塗料です。ツヤあり仕上げの表面は非常に滑らかで、水を弾きやすい性質を持っています。この平滑な塗膜が、ホコリや排気ガスなどの汚れを付着しにくくし、雨が降った際に汚れを一緒に洗い流す「セルフクリーニング効果」を発揮します。また、塗料の成分である樹脂が隙間なく結合しているため、紫外線による劣化に対しても強い抵抗力を持ちます。経年変化としては、時間の経過とともに徐々に光沢度(ツヤ)が低下していき、最終的にツヤがなくなる現象が起きますが、ツヤが残っている間は高い保護機能が維持されます。

一方、高級感があり落ち着いた印象を与える「ツヤなし(艶消し)」塗料は、メンテナンスの観点では注意が必要です。多くのツヤなし塗料は、通常の塗料に「フラットベース」と呼ばれる艶消し剤を添加し、表面に微細な凹凸を作ることで光を乱反射させてマットな質感を出しています。この表面のザラつきや凹凸が、汚れや水分を滞留させる原因となり、カビやコケ、藻が発生しやすくなるリスクを高めます。さらに、艶消し剤を添加する分、塗料本来の耐久性を担う樹脂成分の割合が相対的に減少するため、同グレードのツヤあり塗料と比較すると、耐用年数がわずかに短くなる傾向があります。経年変化では、色あせや汚れの沈着が目立ちやすく、一度汚れが染み込むと落ちにくいという特徴があります。

しかし、近年の塗料技術の進化により、この差は縮まりつつあります。例えば、日本ペイントの「パーフェクトトップ」のようなラジカル制御形塗料や、水谷ペイントの「ナノコンポジットW」のように、元から艶消しとして設計され、汚れにくさを強化した製品も登場しています。

結論として、外壁を「できるだけ長く汚れから守りたい」「塗り替えサイクルを延ばしたい」と考えるのであれば、ツヤあり(あるいは7分艶・5分艶)を選択するのが賢明です。逆に、マットな質感を最優先する場合は、通常の塗料に調整剤を入れて艶を消すのではなく、初めから艶消し専用に開発された高耐久な塗料を指定することが、美しい外観を長く保つための秘訣となります。

4. 新築のような輝きか、落ち着いたマットな風合いか。お住まいに合う選び方のヒント

外壁塗装を検討する際、色の選定と同じくらい仕上がりの満足度を左右するのが「ツヤ(光沢)」の選び方です。塗料のカタログを見ると、同じ色であっても「ツヤあり」「7分ツヤ」「5分ツヤ」「3分ツヤ」「ツヤなし(マット)」といった光沢度の段階を選べるケースが多くあります。この選択を誤ると、「想像していたよりもテカテカして安っぽく見える」「汚れが目立ちやすい」といった後悔につながりかねません。ここでは、お住まいのスタイルや周辺環境に合わせた最適なツヤ加減を選ぶための重要な視点をご紹介します。

まず、「ツヤあり」塗料は、塗りたての美しい光沢と新築のような輝きを求める方に最適です。塗膜の表面が滑らかになるため、雨水やホコリを弾きやすく、防汚性や耐候性の面で機能的なメリットがあります。特に窯業系サイディングの外壁や洋風住宅との相性が良く、明るく清潔感のある若々しい印象を与えます。また、シリコン塗料やフッ素塗料などの耐久性が高い塗料は、本来の性能を発揮するためにツヤありを標準としている製品も多く存在します。

一方で、「ツヤなし(マット)」や「3分ツヤ」といった光沢を抑えた仕上げは、落ち着いた高級感を演出したい場合に強くおすすめできます。特に、モルタル外壁、スタッコ、リシン、ジョリパットといった意匠性が高い壁面や、純和風住宅、シックでモダンなデザインの家には、マットな質感が非常によく馴染みます。光の反射を抑えることで、外壁本来の素材感やテクスチャーを引き立て、品のある佇まいを実現できます。ただし、ツヤありに比べて表面の微細な凹凸に汚れが留まりやすい傾向があるため、美観を長く保つためには低汚染タイプの塗料や、親水性の高いナノテク塗料などを選定することが重要です。

選び方の最大のポイントは、周辺の景観との調和と、実際に太陽光の下で確認することです。閑静な住宅街で周囲が落ち着いたトーンの家が多い場合、過度なツヤは悪目立ちしてしまう可能性があります。最終決定をする際は、カタログの小さなチップではなく、A4サイズ以上の大きな見本板を業者に用意してもらい、実際に屋外の壁に当てて確認しましょう。室内灯の下と太陽光の下では見え方が全く異なりますし、晴天時と曇天時でも印象は変わります。耐久性を重視するならツヤあり、デザイン性を重視するならツヤ消しや3分ツヤといった基準を持ちつつ、実際の見え方をシミュレーションすることで、10年先も愛着の持てる外観に仕上がります。

5. 後悔しない外壁リフォームのために。株式会社 楪がご提案する最適なプランニング

外壁塗装は、一度施工すれば次のメンテナンスまで10年、15年とその家を守り続ける重要な工事です。だからこそ、「思っていたイメージと違った」「数年で汚れが目立ってきた」といった後悔は絶対に避けたいものです。これまで見てきたように、塗料の「ツヤあり」と「ツヤなし(マット)」には、それぞれ異なる美的特徴と経年変化の特性があります。どちらが正解というわけではなく、建物の立地環境や外壁材の種類、そして何より住まう方の好みによって最適な選択肢は変わります。

後悔しない外壁リフォームを実現するためには、単に塗料のカタログスペックだけで選ぶのではなく、長期的な視点に立った綿密なプランニングが不可欠です。株式会社 楪では、お客様の「理想の住まい」を形にするために、徹底した現地調査とヒアリングに基づいたご提案を行っています。

私たちが大切にしているのは、メリットだけでなくデメリットもしっかりとお伝えすることです。例えば、高級感のあるマットな仕上がりを希望される場合、従来の塗料では汚れが付着しやすいリスクがありました。しかし、ご提案の際には、低汚染性に優れた最新の艶消し塗料を選定したり、汚れが目立ちにくい色味をアドバイスしたりすることで、デザイン性と機能性を両立させるプランを作成します。逆に、ツヤあり塗料特有の光沢感が強すぎて安っぽく見えることを懸念される場合には、3分ツヤや5分ツヤといった「調整されたツヤ」をご提案し、周囲の景観に馴染む品のある仕上がりを目指します。

また、色選びや質感の確認においては、小さな色見本帳だけでなく、実際に太陽光の下でA4サイズ以上の塗り板を確認していただいたり、カラーシミュレーションを活用して完成イメージを共有したりする工程を重視しています。光の当たり方や天候によって見え方が変わる外壁だからこそ、時間をかけた丁寧な打ち合わせが必要です。

株式会社 楪は、施工直後の美しさだけでなく、5年後、10年後の経年変化まで見据えた外壁塗装をご提供します。大切な資産であるお住まいを長く守り抜くために、最適な塗料選びとプランニングでサポートいたします。まずは建物の現状を知るための外壁診断から、お気軽にご相談ください。

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